お悩み解決。華麗にメイクオーバー!#2

NY ジャピオン 630号 掲載

読者モデル詳細: スペンサー久美子さん 43歳

お悩み:短く下向きのまつ毛

なりたいイメージ:適度なセクシーメイク

今回のポイント:ビューラーを使うときは、肘を上げて上手にカールさせる事を意識しましょう

使用製品左から右へ

  • スマッシュボックス下地(フォトフィニッシュ カラーコレクティングバランス)

  • MAC(リキッドアイライナー ブートブラック)

今日のモデルの久美子さんは、まつ毛が下向きに生えているのが悩みだそうです。「とても強情なまつ毛で、手が痛くなる程ビューラーを使って上向きカールにしても、マスカラを塗るとまつ毛が下がってきてしまいます。」と、久美子さん。

下向きのまつ毛対策

ヘアメイクアップアーティストのサカイ愛さんは、「ビューラー選びには注意が必要」と言います。「ビューラーのカーブが自分のまぶたのカーブに合っていないと均一に上がりにくく上手にまつ毛が上がりません。」

また、ビューラーのゴムの部分が割れていないか、こまめにチェックすることも必要です。このまま使うと、まつ毛を切ってしまう可能性があるからです。ビューラーを使うときのコツは、まずまつ毛の根元をまぶたに近い位置ではさんだら、まつ毛の先端まで小刻みにビューラーを開閉して移動していく際に手首だけではなく、カーラーを持つ手の肘を徐々にしっかり上げながら動かす事で下向きまつ毛も自然に上がります。

「肘は脇が見えるくらいに上げるといい」。久美子さんは、愛さんのアドバイスを参考にしながらやってみたところ、意識しないと肘が上がらない事を確認しました。意識して肘を上げるとまつ毛が簡単に上手にカールできるようになりました。しっかりまつげをカールさせた後、部分付けまつげを目尻に配してマスカラで仕上げました。

 

セクシーな目元を演出

今日の久美子さんのリクエストは、「セクシーだけど、日中にも使えるもの」。セクシーさを出すには、まず肌から。久美子さんは目の下のクマが気になるので、メイクの前にフェイスマッサージをして、顔の血行をよくしてから下地を塗ります。

ベースカラーのコンシーラーにイエローのコンシーラーを混ぜて、目の下のクマやくすみ、茶色いシミをカバー。茶色いシミやソバカスは、イエローベースのコンシーラーを混ぜて使うとカバーできます。肌がくすんでいる人は、パープルのコンシーラーを使うと透明感が増します。コンシーラーで色味を混ぜて、正しい色を作るのは初心者には難しいかもしれないので、少し練習してみましょう。

しかし、色の法則を覚えておけば、正しい色を選択することができます。

今回のセクシーアイメイクのコツは次の通り。アイシャドウはグレーを選びました。久美子さんの場合、眉毛は丸く整えず、横にまっすぐ伸ばしシャープな印象に。上まつげは黒のアイライン、下まつげはブラウンのアイラインで目尻から1/3程度のところまで引く。下まつげの3分の1だけ引くのは、抜け感を作り目を大きく見せるためです。

この後、チークとリップも塗ってもらい、メイクアップは終了。